本稿では、あさの金町クリニック院長および浅野生活習慣病予防研究所所長である浅野次義医師によって報告された、交流高圧電界電位治療の臨床試験(2014年)のエビデンスをご報告します 。
【試験の概要】
- 目的: 肩こり、頭痛ならびに不眠症の被験者を対象として、電位治療器「Live-max 12700」による全身治療(電位治療)の臨床的効果と安全性を調べること 。
- 対象: 20歳以上、75歳以下の患者で、頭痛、肩こり、不眠症のいずれかの症状又は疾患を有する者 。
- 治療方法: 1日1回、20分間の機器使用を12週間にわたって実施しました 。
- 電位モードの設定: 最初の1週間は「1414V」、2週目は「2828V」、3週目は「4242V」、4週目は「5656V」、5週目から12週目にかけては「PRO-HI」と段階的に電圧を上げて実施しました 。
【有効性の評価結果】
FAS解析の結果、頭痛、肩こり、不眠症のいずれに対しても明確な改善効果が認められ、各疾患に対する有用性が示唆されました 。
1. 頭痛に対する効果(有効性評価対象:13症例)
- 痛みの軽減: 痛みの強さをVAS法にて評価した結果、機器の使用開始前と比較して、12週間後に有意(p<0.001)な減少が認められました 。
- 症状・生活への支障度の改善: 頭痛の頻度、頭痛の持続時間、日常生活への支障度についても、使用開始前と比較して4週間後、8週間後、12週間後の各時点で改善効果が認められました 。
2. 肩こりに対する効果(有効性評価対象:27症例)
- こりの軽減: 「こり」の強さをVAS法にて評価した結果、使用開始前と比較して4週間後、8週間後、12週間後の各時点で有意(それぞれp<0.001)な減少が認められました 。
- 症状・生活への支障度の改善: 「こり」の頻度や持続時間、日常生活への支障度についても、使用開始前と比較して4週間後、8週間後、12週間後の各時点で改善効果が認められました 。
- 他覚的指標(圧痛)の改善: 圧痛計による測定の結果、右肩および左肩ともに、使用開始前と比較して4週間後、8週間後、12週間後の各時点で有意な改善が認められました 。
3. 不眠症に対する効果(有効性評価対象:12症例)
- 睡眠の質の向上: 寝つき、眠りの深さ、早朝覚醒、途中覚醒を評価した結果、使用開始前と比較して4週間後、8週間後、12週間後の各時点で改善効果が認められました 。
【安全性に関する評価】
- 有害事象・副作用について: 重篤な有害事象が2件発現したものの、いずれも軽度から中等度のものでした 。また、機器との関連性については「関連不明」が1件、残りは全て「関連なし」と判断されたことから、安全性に優れた機器であることが示唆されました 。
- 臨床検査値の推移: 試験開始前と12週後で比較した結果、LDHに有意(p=0.030)な増加が認められましたが、変動値は正常範囲内でした 。異常変動はγ-GTP(1例)および尿糖(1例)で認められましたが、いずれも有害事象とは判定されませんでした 。
【結論と考察(作用メカニズムの可能性)】
本臨床試験により、頭痛、肩こり、不眠症の単独あるいは複数の症状の治療に対して、本試験機器(Live-max 12700)の十分な有効性と安全性が得られました 。
交流高圧電界電位治療は、人体に電流がほとんど流れないように絶縁状態に置き、高電圧を人体に負荷する療法です 。この作用により、膜のプラス電位によって連銭形成(凝集)した赤血球をマイナスの電位でばらばらにし、血流循環を改善させる可能性が考えられます 。結果として、身体の新陳代謝を活発にして細胞の賦活作用を促進し、人間が本来持っている自然治癒力を高める役割を果たしていると考えられます 。
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